ぬか漬けに入れると美味しくなる食べ物は色々ありますが、では、「入れてはいけないもの」はあるのか気になるところですよね。
美味しくないだけでなく、ぬか床をだめにしてしまうような食材があるなら避けたいところですね。
結論をお伝えすると、液体や、水分が多すぎるもの、においやアクが強いものなどは避けた方が良いでしょう。
ただ、これらも工夫をすれば美味しく漬けられるものもあります。
これから詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね♪
ぬか漬けに入れてはいけないものを解説します!
ぬか床に入れてはいけないもの、もしくは注意が必要なものを紹介します。
液体
ヨーグルトやビールなどの液体は入れてしまうとぬか床と混ざって取り出せません。
これらは「絶対にだめ」というわけではなく、むしろぬか床を良くするために少量を入れることもあります。
ですが、1度入れると取り出せないことを考えると、初心者の方は避けた方が良いと思います。
水分が多すぎるもの
水分が多すぎるものとは、大きいトマトや新玉ねぎです。
トマトなどは中でつぶれてしまうとぬか床が水浸しになってしまいます。
ですがミニトマトは美味しく漬けられるのでおすすめですよ。
ミニトマトを漬ける場合、あまり熟れていない皮がしっかりしているものを選ぶようにしてください。
熟れて皮が柔らかくなったものだと、ぬか床の中で破れてつぶれてしまうことがあります。
また、豆腐なども水分が多いうえ中でつぶれてしまうので避けた方が良いですね。
においやアクが強いもの
においの強いものは、入れるとぬか床にそのにおいが移ってしまいます。
納豆などは入れないようにしましょう。
にんにくは、ぬか床にうま味を足すためによく入れることを推奨されている食材ですが、こちらもにんにくのにおいが苦手な方は避けた方が良いでしょう。
ニラも、ぬか床全体ににおいが移ってしまうためおすすめできません。
山菜もアクが強いためそのままでは漬けられません。しっかりアク抜きをしてから漬けましょう。
緑の野菜
小松菜、ほうれん草、水菜などの緑の野菜は、アクや水分の多さから漬ける前に工夫が必要です。
塩もみをしてからキッチンペーパーで絞り、アクと水分と取るようにしましょう。
心配なら軽く下茹でしても良いですね。この場合もしっかり水分を拭き取ってから漬けましょう。
これらの野菜はぬか漬けにするととても美味しいので、ぜひ下処理をしてから漬けてみてくださいね。
ちなみに、葉物野菜は漬かるのが早いので、長くても半日程度で美味しく食べられます。
生肉、生魚
生肉や生魚を入れたぬか床は食中毒の観点からも再利用することができません。
そのため野菜などを入れているぬか床に生肉や生魚を入れるのはやめましょう。
ですが、ぬか床に漬けた肉や魚は、焼いて食べるととても美味しいですよ。
ジップロックなどに個別に漬ければ問題ないので、ぜひ試してみてくださいね。
漬けたあとのぬかは必ず捨てるようにしましょう。
市販の釘
ナスを色良く漬けるために入れる鉄釘ですが、最近の市販されている釘は錆び防止のために防腐剤が塗られていることがあります。
防腐剤が塗られて鉄が溶け出さなくなってしまうと、効果がありませんし、防腐剤も体に良くありません。
ぬか漬け専用に売られている鉄を購入することをおすすめします。
ぬか漬けにいれてはいけない野菜はコレ!

「入れてはいけない野菜」と「下処理をすれば入れても大丈夫な野菜」をご紹介します。
トマト
上で述べたように、トマトは水分が多すぎて中でつぶれたら大変なので避けましょう。
ミニトマトの皮のしっかりしたものなら美味しく漬けられるので、そちらをおすすめします。
ニラ
ニラはにおいが強く、ぬか床ににおいが移ってしまいます。
どうしても食べたい場合は、ニラ用にぬか床を分けるか、ほんの少量入れるようにしましょう。
山菜
山菜は、しっかりアク抜きをすれば大丈夫ですが、アク抜きが甘いとぬか床に苦味が移ってしまう可能性があるため、心配な方は避けた方が良いでしょう。
緑の葉野菜
小松菜、ほうれん草、水菜などの緑の葉野菜は、塩もみをしてキッチンペーパーで水分をしっかり絞ってから漬けましょう。
また、漬かるのが早いため半日程度で取り出して浅漬けの状態で食べるのがおすすめです。
かぼちゃやごぼう、ブロッコリー
かぼちゃやブロッコリーは柔らかくするため、ごぼうはアクを抜くためにも下茹でをしてから漬けるようにしましょう。
固めに下茹でするのが歯ごたえのある美味しいぬか漬けにするコツです。
ぬか床にいれてはいけないものや注意点

上記のように、入れてはいけないものや下処理をご紹介しましたが、ここではその他の入れてはいけないものをご紹介します。
防腐剤など農薬のついた柑橘類の皮
みかんや柚子などの柑橘類の皮をぬか床に入れるとさわやかな良い香りがします。
ですが、農薬の付いた皮を入れるとぬか床にそれらが移ってしまうため、皮を入れる目的で購入するときは無農薬のものを選んでくださいね。
また、これらの皮を入れる時は乾燥させてから刻んで入れるようにしましょう。
水道水
水道水には消毒・殺菌のために塩素が含まれています。(「カルキ」とも言われます。)
そのまま飲む分には人体に害がない濃度ですが、ぬか床に入れてしまうと、ぬか床の中の乳酸菌にダメージを与えてしまいます。
そのため1度沸騰させてから常温に冷ました「湯冷まし」を使うようにしましょう。
ちなみに、沸騰してからすぐに火を止めてしまうと塩素は抜けきらないため、沸騰し始めてから10分ほどしてから火を止めることをおすすめします。
まとめ
ぬか床に入れてはいけないものや入れるときの注意点をご紹介しました。
- ビールやヨーグルトなどの液体は少量を入れることもあるが、取り出せないので初心者は避けた方が良い。
- トマトは水分が多くぬか床の中でつぶれることがあるため避けた方が良いが、ミニトマトで皮がしっかりしているものなら大丈夫。
- ニラはにおいが強くぬか床に移ってしまうため入れない方が良い。
- 緑の葉野菜はアクと水分を取るために塩もみや下茹でをして、しっかり水分を絞ってから漬ける。
- 固い野菜は下茹でしてから漬ける。
- 市販の釘は防腐剤が塗られているものがあり、効果もなく体にも悪いことからぬか漬け専用の鉄がおすすめ。
色々な野菜を試して自分好みの食材や漬け具合を見つけられるのが自分で作るぬか漬けの醍醐味ですね。
入れてはいけないものや下処理のポイントをおさえて、ぜひ美味しいぬか漬けを楽しんでください♪
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