砂糖からカロリーを80%以上カットし、ストレスフリーな食生活をサポートしてくれる「シュガーカット」。
0kcalの「シュガーカットゼロ」もありますが、カロリーゼロで甘いとなると気になるのが身体的な安全面です。
シュガーカットに含まれる人工甘味料スクラロースは、砂糖の約600倍もの強烈な甘みをもち、味覚が鈍くなる可能性が不安視されています。
またせっかくカロリーカットをしても、かえって食べ過ぎてしまうおそれも。
この記事ではシュガーカットは体に悪いのか、危険性や副作用について解説します!
甘味料「ラカント」「パルスイート」との違いや、あのパッケージの強烈なデザインについてもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです♪
シュガーカットは体に悪い&危険性や副作用はあるのか解説します!

スクラロースの特徴
シュガーカットを製造している株式会社浅田飴のHPを見てみると、シュガーカットの原材料は以下のようになっています。
エリスリトール(国内製造)/甘味料(スクラロース)
引用:浅田飴公式サイト 製品情報/シュガーカットゼロ顆粒
スクラロースは合成甘味料に分類される人工甘味料。
砂糖の約600倍もの甘さをもち、人工甘味料特有の苦みが無いためお菓子やデザート類に使用されることが多いです。
強烈な甘さをもつため、味覚が鈍くなる味覚障害の原因になることが不安視されています。
シュガーカットに副作用はある?
人工甘味料と聞くと心配になるのが人体への副作用ですよね。
スクラロースを使用したシュガーカットを、体質的に合わない人が摂取すると、以下のような体調不良を招くおそれがあります。
- 吐き気や頭痛
- 下痢
- アレルギー反応
人工甘味料は添加物ですので、アレルギー体質や体調不良になりやすい人が摂取するときには注意が必要です。
また、妊娠中の方は身体機能がデリケートになるため、なるべく摂取を控えたほうが良いでしょう。
「スクラロースは安全」という声も
スクラロースは世界的に有名な甘味料であり
世界80か国以上で販売されており、食の安全性をしっかりとチェックしたうえで市場に出されます。
「人工的に作られた添加物」と聞くとどうしても危ないイメージがぬぐえない方は使用を控えた方が良いですね。
シュガーカットの成分や太るのか紹介します。
シュガーカットは砂糖と置き換えることでカロリーカットを実現し、ダイエット中の食事制限をサポートすることを目指して販売されています。
シリーズの展開は豊富で、砂糖からカロリーを80%カットした「シュガーカットS」や、カロリーゼロの「シュガーカットゼロ」が人気です。
種類別に、シュガーカットの栄養成分表示を調査してみました!
シュガーカットs | シュガーカットゼロ | |
エネルギー(100gあたり) | 140kcal | 0kcal |
タンパク質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物(糖質) | 72g(59g) | 100g(100g) |
食塩相当量 | 0g | 0g |
一般的な上白糖は100gあたり380kcal以上ありますから、シュガーカットはかなりのカロリーカットを実現していますね。
シュガーカットは熱にも強いので、ダイエット中の料理でも砂糖の代用とすれば、味を落とすことなく味付けができます。
シュガーカットの公式商品紹介ページでも、カロリー制限中の人に向けた商品であることが記載されています。
カロリーや糖分を制限されている方、ダイエットやウェイトコントロールをされている方に最適です。
引用:浅田飴公式サイト 製品情報/シュガーカットゼロ顆粒
シュガーカットで逆に食べ過ぎてしまうリスクも
シュガーカットをはじめとするゼロカロリー甘味料には、「かえって太る」という意見もあります。
その理由の1つが、「人工甘味料を使うと、砂糖を使用したときと比べてお腹がいっぱいと感じにくくなる」ことです。
食事をしているのにカロリーが入ってこないと、脳は「もっとエネルギーを取らなきゃ!」と判断してしまうのです。
結果食欲が増し、「食べても食べてもカロリーが入ってこない、満足できない」という状態に陥ってしまいます。
いくらカロリーゼロでも、他の食べ物でカロリーを摂り過ぎたら意味がありませんよね。
ゼロカロリー甘味料を多用しすぎると、このような脳の誤作動を起こしやすくなってしまうため注意が必要です。
シュガーカットの容器の顔は怖いのか解説します!

※画像をクリックで楽天の詳細ページへ移動します
シュガーカットと言えば、パッケージにデザインされた堀の深い女性の顔が印象的ですよね…!
ちょっとホラーっぽいというか、小さい子供が見たら怖がってしまうのではと感じます(笑)
ネット上でも「怖い」「子どものころ苦手だった」などの声がたくさん見られました。
以下はネット上の口コミを私の言葉でまとめたものをご紹介します。
- 昔、シュガーカットの顔が怖かったけど、今見ても怖い
- 多くの人が怖いと思っている顔
- 扉を開けてシュガーカットを見たらビックリしそう
調べたところ、このデザインに決まったのは日本人ならではの理由がありました。
販売社の「浅田飴」がシュガーカットを初めて発売したのは1973年。
当時の日本人は「外国人女性=スタイル抜群で憧れの的」というイメージを抱いており、外国人女性のマネキンなどを展示することで服の売り上げに効果を与えていました。
人工甘味料の先駆者的存在だったシュガーカットも、外国人女性を思わせるクッキリした目鼻立ちの顔をデザインすることで「ダイエット向き」という印象を与えたかったようです。
シュガーカット0とラカントの比較

シュガーカット以外にも、代替甘味料の商品は豊富にありますよね。
中でも人気があるのはサラヤが販売する「ラカント」シリーズです。
カロリー0という点は「シュガーカットゼロ」と同じですが、ラカントでは「天然甘味成分」だけで製造することをモットーとしています。
ラカントの主成分はエリスリトールと、中国の果物「羅漢果(ラカンカ)」のエキス。
これらはいずれも植物の甘味成分から摂取できる天然の成分であり、人工甘味料ではありません。
シュガーカットゼロでは人工甘味料スクラロースを使用しているので、その点が大きな違いと言えますね。
以下、シュガーカットゼロとラカントの特徴を比較してみました!
シュガーカットゼロ 顆粒 | ラカントs 顆粒タイプ | |
原材料 | エリスリトール, 甘味料(スクラロース) | エリスリトール,ラカンカ エキス,甘味料(ラカンカ抽出物) |
糖質(100gあたり) | 100g | 99.8g |
砂糖との量 | 3分の1 | 同量 |
販売価格(税込) | 1,058円/200g | 538円/130g |
2つの糖質量はほぼ一緒ですね。
一見するとシュガーカットゼロのほうがコスパが悪く感じますが、シュガーカットゼロは砂糖の3分の1の量で同じ甘さになります。
すなわち、砂糖と同量で使用するラカントsよりも、1回の使用量は少なくて済むということです。
よって、素材の安全性を重視するならラカント、コスパの良さを重視するならシュガーカットゼロを選ぶと良いでしょう。
シュガーカットとパルスイートとの違い

「シュガーカット」「ラカント」と並んで人気の甘味料が、CMでおなじみ味の素の「パルスイート」です。
パルスイートはエリスリトールを主原料として、砂糖からカロリーを大幅カットして甘味をプラスしてくれます。
シリーズの中にはシュガーカットと同じく「パルスイート カロリーゼロ」タイプがありますので、こちらの特徴も比較してみました!
シュガーカットゼロ 顆粒 | パルスイート カロリーゼロ | |
原材料 | エリスリトール, 甘味料(スクラロース) | エリスリトール,甘味料 (アスパルテーム, アセスルファムK),香料 |
糖質(100gあたり) | 100g | 30.0g |
砂糖との量 | 3分の1 | 3分の1 |
販売価格(税込) | 1,058円/200g | 931円/140g |
糖質量は、シュガーカットよりもパルスイートのほうが3分の1も少ないですね。
どちらも3分の1の量で砂糖と同じ甘味ですので、パルスイートのほうがコスパも良いです。
ただし、パルスイートで懸念されるのは原材料。
人工甘味料である「アスパルテーム」や「アセスルファムK」が使用されており、これはスクラロースよりも人体への影響度が高いと言われています。
強烈な甘みがあり味覚障害などを引き起こすリスクも懸念されているため、少しでもリスクを回避したい人はシュガーカットを選ぶほうが良いですね。
まとめ
以上、シュガーカットの安全性や副作用、他の甘味料との違いについてお伝えしました!
- シュガーカットに含まれる人工甘味料スクラロースは、世界的に使用されている甘味成分ではあるが、アレルギー体質や妊娠中の人は注意が必要
- シュガーカットは砂糖からカロリーを80%カットしているが、満足感が無くかえって食べ過ぎを招くリスクもある
- 素材の安全面で選ぶなら、ラカント>シュガーカット>パルスイート
- コスパで選ぶなら、パルスイート>シュガーカット>ラカント
「カロリーゼロ」の利点を上手に使って、ストレスフリーな食生活を楽しんでくださいね♪
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